血液浄化療法の歴史3

~アフェレシス・血液吸着療法の歴史~

 紀元前5世紀ごろ水ヒルでの瀉血が行われ、9世紀ごろから刃を用いた瀉血が広く行われた。19世紀中頃まで行なわれていた。

1914年 Abel:Plasmapheresisによる血漿の選択的除去の動物実験

1964年 Yatzidis:活性炭吸着

1966年 Chang:活性炭マイクロカプセルの開発

1976年 Lockwoodら:Goodpasture症候群に対して血漿交換療法が施工された。

   Varrier-Jonesら:全身性エリテマトーデスに対する血漿交換を行った。

   Terman:免疫吸着法の開発

1977年 Kramerら:急性腎不全や多臓器不全に対する治療としてContinuous Arteriovenous Hemofiltration(CAVH)を開発した。

1978年 井上昇、阿岸鉄三、山崎善弥ら:膜型血漿分離器を用いた血漿交換を臨床応用

1981年:肝性昏睡と薬物中毒に血漿交換療法が保険診療として初めて承認さてた。

1983年:多発性骨髄腫、マクログロブリン血症、劇症肝炎が追加承認

1984年:重症筋無力症、家族性コレステロール血症が追加承認

2004年:白血球除去療法(LCAP)は潰瘍性大腸炎、関節リウマチについて保険適用が認められ、顆粒球除去療法(GCAP)が潰瘍性大腸炎、2009年にクローン病、2012年に膿疱性疥癬が認められた。

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